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よくわかる外壁塗装講座 

塗装の機能・役割

塗装対象物(下地)の保護機能

鉄・アルミニウム・木材・セメント製品・プラスチック等の材料は、雨水や紫外線等により腐食や劣化を起こします。そこで、塗装を施すことにより雨水等守る壁となり腐食や劣化から下地を守り、より長持ちさせることができます。 保護機能の水準は、下地の種類により異なります。鉄や木材は、水に接触することで短期間で腐食が進行するため、水準は高くなりますが、アルミニウムは水に強くアルカリや酸性ガス等の特殊なものに弱いので期待する水準は高くありません。また、常に雨風や日光にさらされる屋外と変化の少ない室内とでも水準は変わります。
塗装でシャットアウト

美観機能

塗装する目的の一つに見た目を美しくする事が上げられます。下地の見た目は物により決まります。ですが、塗装を施すことにより、色・光沢・凹凸等多彩な姿に変えることが可能です。 特に外壁は住宅において大部分を占めるので、高い美観機能と継続力が必要です。
多彩で美しい!

居住性向上機能

上記二つ以外に物そのものの機能を向上させることもできます。 遮熱・断熱・防火・結露等生活する上でこれらの機能があるとより住みやすい空間となります。
遮熱 断熱 防火 結露

塗装の劣化とメンテナンス

外壁の塗装は常に雨風や日光等にさらされています。塗装は有機化合物で出来た物を使用しているので環境による劣化は避けられません。劣化すると下地保護機能や美観機能はどんどん低下し、ひび割れや剥がれが生じます。こうなってしまうと雨風から下地を守ることも難しくなり、腐食や破壊へと繋がってしまいます。

環境による劣化

住宅の平均寿命は、日本の木造住宅で25年程で、米国の40年・欧州の70年と比較すると短命でしたが、近年ストック住宅の時代と言われ、適切なリフォームをし50~60年の耐用年数が必要とされる時代になっています。
長持ちさせるには、建物自体に腐食や欠陥が生じた後では、細かな補修や部材交換が必要な場合が出てしまうのでその前にメンテナンス(再塗装)を施します。大体美観機能に限界が来た頃に施すのが理想的で、およそ10年程度のサイクルで訪れます。
この様に定期的にメンテナンスすることにより、美観を維持と下地の保護が維持され建物自体の耐用年数を延ばし資産価値も高めることになるとても重要な工事といえます。

美観が崩れてきたら再塗装!

塗装の劣化概論

再塗装は何故必要?
外壁は常に紫外線や雨風等の厳しい環境にあたり、徐々に劣化しています。年月を重ねることにより、それは汚れ、カビ、ひび割れ、変色、粉ふき現象(チョーキング)、剥離といった形で目に見えて現れてきます。そのまま放置しておくと、やがて雨漏り、サビ、躯体の破損の原因となる大きなダメージとなります。
外壁の塗り替えの一番の目的は、この様なダメージから建物を守るためです。タイミングよく塗り替える事により機能性を新築時の様によみがえらせる事が出来ます。

外的劣化要因

「劣化」とは当初の品質や性能などが悪くなる事です。建物へ与えられる劣化要因は大きく分けて3要素にわかれ、塗膜については特に紫外線によるものが大きいと考えられます。
遮熱 断熱 防火 結露

紫外線の影響

樹脂は多くの分子結合によって構成されていますが、紫外線が当たるとその波長エネルギーにより解離します。結合解離エネルギーが大きければ大きいほど紫外線の影響を受けにくいということになります。アクリルよりもアクリルシリコンの方が耐候性(耐紫外線)において優れているのはこのためです。
遮熱 断熱 防火 結露

一般的な塗膜の劣化現象

汚れ
塵埃、油など付着に汚れ
苔・藻・カビ
菌類、蘚苔類の繁殖による汚染
チョーキング(白亜化)
塗膜内の顔料が粉状に表面に浮き、艶がなくなる現象
サビ
金属腐食。鉄の赤錆・アルミの白錆など。
変色・褪色
変色:塗膜表面の色が変化する現象。
褪色:塗膜表面の色が褪せる現象。
塗装のひび割れ
塗膜に裂け目ができる現象。
塗装の剥離
塗膜が付着力を失って被塗物から離れる現象。
  • 紫外線により塗膜表面の樹脂の結合の一部が解離して低分子となり消失。その際に顔料が表面に残存している現象です。触って手に付くのは顔料で、樹脂の量が減少していることが分かります。
  • 塗膜の初期の色が時間の経過によって色褪せる現象です。塗膜内の顔料や樹脂が紫外線や熱によって分解されるために起こります。
  • チョーキング図
  • 褪色図

手のひらによるチョーキングテスト

外壁表面に手のひらを
十分擦り付ける。
擦り付け
手のひらに付いた
塗装の粉化物を評価する。
写真撮影する場合は、
実地部位に手を並べ、
比較しやすいように撮影。
擦り付け

評価方法

評価方法

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